PCカードアプリケーション開発キット
CardUTPRO-NT

 
CardUTPRO-NT

「CardUTPRO-NT」はWindows NT4.0用の、メモリカードアプリケーションを開発するためのドライバキットです。

従来、Windows NT上でPCカードにアクセスするためにはカードサービスを直接使用しなければなりませんでした。
この場合、メモリリソースの確保やアドレス変更などの処理を行わなければならず、非常に手間がかかるものでした。 また、この処理を行うためにドライバを作成する必要がありました。

「CardUTPRO-NT」では、そのようなドライバ作成を行なわず、簡単な手続きでカードにアクセスするAPIを提供いたします。
独自フォーマットカードのリード/ライト機能をアプリケーションに組み込む事も簡単に行えます。


■特長

1.DLLで簡単アクセス
カードアクセス用DLLを使用してカードにアクセスできるため、通常の関数を使用する感覚でプログラムを作成することができます。

2.独自ドライバで簡単プログラミング
本製品のメモリカードドライバには各メモリデバイスのライト/イレース処理ルーチンが含まれております。そのため、アプリケーションでは、カードの書き込みアルゴリズムを意識しないでプログラミングができます。

3.「CardUT-NT」を同梱
CardUT-NTが同梱されているのでアプリケーション開発中の動作確認も簡単に行うことができます。

API概要

「CardUTPRO-NT」では以下の機能をご使用いただけます。

カードの状態取得カード(ソケット)の状態を得ます。
カード品種の取得カードの品種を得ます。
カードのリードカードからデータを読み出します。
カードのライトカードにデータを書き込みます。
カードのイレースカードを消去します。
リージョンの設定混載メモリカードの場合のカレントリージョンを変更します。
ATAカードへのライトをフラッシュATAカードへのライトをフラッシュします。

■動作環境

対応機器 Windows NT4.0(SP3)が動作するPC/AT互換機ノートパソコン及びデスクトップパソコン
対応OS Windows NT4.0日本語版(SP3以上)
対応カード ATA、SRAM、EEPROM、リニアフラッシュメモリカード※1を使用したカード。 混載メモリカード対応。
リニアフラッシュメモリカードは以下のデバイスをサポートしております。

※1 フラッシュメモリを搭載したメモリタイプのカードでATAカードとは異なります。

対応フラッシュメモリー

CardUTシリーズ対応フラッシュメモリー一覧をご参照下さい。

注意

・書き込みに12Vを必要とするデバイスを使用しているカードの場合、PCカードスロットから12Vを供給する必要があります。
・一部のノートパソコンや弊社AMI-21/Vでは12Vを供給できないためこれらのカードへの書き込み及び消去機能はご使用いただけません。
本製品を使用して、アトリビュートメモリの書込みをおこなうことはできません。

■対応開発言語

Microsoft Visual C++ 4.0/5.0
Borland Borland C++ 5.0
Microsoft Visual Basic 4.0/5.0
Borland Delphi 2.0/3.0
対応開発言語DLLを使用できるプログラミング環境であれば、使用可能です。
なお、各言語用のサンプルプログラムが添付されます。

■製品構成

※CardUTPRO-NTユーザーズマニュアル中にCardUT-NTの製品構成に関する記述がございますが、
CardUTPRO-NTに関しては上記の製品構成となります。  ご注意ください。

■ライセンスについて

 本製品を使用して作成したアプリケーションを、配布する場合にはランタイムパック「C-APIRTx-NT」シリーズを添付していただく必要があります。

製品ラインアップ

CardUTPRO-NT(CardUT-NT同梱)

 −ランタイムパッケージ−

C-APIRT1-NT(1ライセンス)
C-APIRT5-NT(5ライセンス)
C-APIRT10-NT(10ライセンス)
C-APIRT25-NT(25ライセンス)
C-APIRT50-NT(50ライセンス)
C-APIRT100-NT(100ライセンス)

テクニカルガイドPDF (39KB)

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